特徴

金属系サイディングは、アルミやガルバリウム鋼板などの金属を基材とした外壁材で、軽量で強度が高く、耐久性に優れています。また、断熱材が一体化しているタイプもあり、断熱性も高いのが特徴です。

メンテナンスの重要性

・錆び対策

金属系サイディングは、表面の塗装が剥がれると錆びるリスクがあります。特に傷がついた部分や、海沿いの住宅では錆びやすいので、10〜15年を目安に再塗装を行うと良いでしょう。

・洗浄による汚れ防止

金属系サイディングは、表面に汚れが付きやすい傾向があります。定期的に外壁を洗浄することで、見た目の美しさを保ちつつ、錆びの発生を防げます。

張替え時期

金属系サイディングの耐用年数は30〜40年とされていますが、以下の症状が見られた場合は張替えを検討しましょう。

・錆びが広がっている

・表面の塗装が剥がれている

・強風などで大きなダメージが発生している

特徴

木質系サイディングは、天然の木材や合成木材を使用した外壁材で、自然な風合いが魅力です。特に和風住宅やカントリースタイルの家に人気がありますが、他の素材に比べてメンテナンスの手間がかかります。

メンテナンスの重要性

・定期的な塗装

木質系サイディングは、木材が風雨や紫外線によって劣化しやすいため、定期的な塗装や防腐処理が必要です。塗装の頻度は5〜10年ごとが目安です。放置すると、腐食やシロアリの被害に繋がることがあります。

・湿気対策

木材は湿気に弱いため、定期的に通気性のチェックや雨漏り対策を行うことが重要です。湿気がこもると、腐食が進みやすくなるため、早めの対策が求められます。

張替え時期

木質系サイディングの寿命は15〜30年と、他の素材に比べて短めです。次のような場合は、張替えを考えましょう。

・木材が腐食している

・塗装が剥がれ、劣化が著しい

・シロアリやカビの被害が発生している

特徴

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を主成分とした外壁材で、軽量で割れにくく、耐久性が高いのが特徴です。アメリカでは非常に普及していますが、日本では徐々に人気が高まってきています。

メンテナンスの重要性

・汚れ防止

樹脂系サイディングは、汚れが付きにくく、色褪せもしにくいですが、長年放置すると表面に汚れが蓄積します。定期的な洗浄で、外観を美しく保ちましょう。

・変形や割れのチェック

樹脂系サイディングは熱によって膨張や収縮することがあるため、変形や割れが生じていないか定期的に確認しましょう。特に直射日光が当たる部分では注意が必要です。

張替え時期

樹脂系サイディングの耐用年数は約30〜40年とされていますが、次の兆候が現れたら張替えを検討します。

・樹脂の変形やひび割れ

・取り付け部分の緩みやずれ

・外壁全体に色褪せや劣化が広がっている場合